てんかんてなあに? 

子供向けに書いてありますがてんかんを知らない大人の方にも
読んで頂きたいと思います。下線をクリックすると更に詳しい記載があります。

<てんかんてなあに?>私達は生きていく上で様々な刺激を受け、その刺激はすぐに脳に伝えられ神経細胞が興奮して次ぎの神経細胞にその興奮を伝えます。でも細胞が全部いっせいに興奮してしまっては大変。体がつっぱったり自由が利かなくなってしまいます。ところが脳はとてもよくできていて興奮する細胞と興奮を抑える細胞があるのです。この神経細胞は電気を発しています。興奮する電気信号と興奮を抑える電気信号が上手にバランスをとっているのです。しかし興奮を抑える神経細胞が故障していたらどうでしょう?興奮する神経細胞が暴れて抑えが利かなくなります。これがてんかんの発作です。

<てんかんの原因は?>100人に1人いる、といわれているてんかんですがその50%は、原因不明です。
脳のどこかに病気やケガで壊れてしまった組織があるためと考えられていますが、どこでそうなったのかはわかっていません。半数は原因不明、つぎに多いのは生まれる時、また、おかあさんのお腹にいる時などと言われています。

<てんかんは治らないの?>てんかんは薬で治ると言われています。てんかんのお薬主に脳の神経細胞が勝手に暴走しないように制御する役割を持っています。薬を続けることによって神経細胞に制御するということを教え込んでいくのです。ですから飲み始めて発作が止まってもすぐにお薬を止めてはいけないのです。お薬を止める時期は脳波を見たりしてお医者さんと相談しながら行います。しかし中にはいろいろなお薬に抵抗して発作が治まらない人もいます。近頃では手術で悪いところをとってしまうということも行われています。

<何に気をつければいいの?>発作を起こさないために大切なのは規則正しい生活です。
発作は睡眠が不足したり心配事で悩んだり、熱を出したりお酒を飲みすぎたりすると起きやすくなってしまいます。
しかし心配しすぎて内向的になるのもいけません。要は活発に行動してメリハリのある生活を送ることです。中には発作が起こることが前もってわかる人もいます。

<まわりで発作を見たらどうするの?>お友達や家族がてんかん発作を起こしてしまったらどうすればいいのでしょう。てんかんの発作で死んでしまうようなことは滅多にないので慌てないで下さい。
まずまわりの危険なものをどかしてください。次ぎに呼吸が楽になるよう、ベルトをゆるめたり、ボタンをはずしてあげます。発作のタイプによりますが、慌てて大声で呼んだり体を激しくゆすったりしないで下さい。口の中に物を入れてはいけません。倒れて意識がない場合は、下あごに手をあてて押し上げ顔を横に向けてください。はいたものや唾液が誤燕するのを防ぎます。

<どんな風に付き合ったらいいの?>てんかんのせいで性格が変わったりすることはありません。もしそう見えるのならそれはその人の環境がそうさせているのです。変わった子とか病気を持っているとかそんな風に思われてしまえば性格も内向的になってしまいます。
発作があるためにどうしても思いきり遊べなかったり自分に自身が持てなくなったりします。そんなお友達の気持ちを十分に考えてあげましょう。あなたが特別な目で見るのではなく、てんかんを個性の一つとして考えてあげれば、てんかんを持つ人達も自分に自身を持っておおらかに明るく生きていけるでしょう。みんながそう思ってくれるといいな。


以上は私が今まで得た知識の中から解る範囲で書いています。
説明が不充分だったり表現が不適切な部分もあると思いますがご了承下さい。
また医療関係者の方でここは違うよと言うところがありましたらご一報頂ければと思います。