<誕生から1年〜ゆうかへ〜> 平成11年8月4日
1年前のH10年8月4日午前1時47分、ゆうかはこの世に生を受けました。
正直にいうと、1年経った今でも「夢を見ているんじゃないか」という気持になります。目が覚めたらゆうかはまだ頼りなく小さくて、私の腕にすっぽりと収まって、母乳を飲んでいる。
こんな風に思うのはずいぶん少なくなったけれど、まだあの夏の日を思い出すとざわざわと胸が痛む。この1年、苦しいこと、悲しいこと、悔しい想い、また嬉しいこと、楽しいこと喜びなど、たくさんありました。
私にとっては、おそらく今まで生きてきた中で最も真剣に生きた1年だったでしょう。
そしていろんなことをゆうかに教えてもらいました。
諦めないということ、希望の意味・・・・。これから、どんな出来事が待っているのか見当もつかないけれど家族や友達、何よりゆうかの笑顔に支えられて、走りつづけていくのだろう。
ここにゆうかへの手紙を残したいと思う・・。
悠夏へ 1歳、おめでとう。あなたにとっては辛いことの多い1年だったかな。
その小さい体でよくがんばったね。ママやパパやお姉ちゃんと離れて病院にいるときはさぞかし淋しかったでしょう。毎日の注射や検査もさぞかし痛かったでしょうね。ごめんね。悠夏は何も悪くないのに、ごめんね。
あなたの苦しみはママは代わってあげられないけど、そのかわり楽しいこと嬉しいこと、たくさんあげるからね。
何があっても悠夏のことは家族みんなで守ってあげるから・・・。
悠夏は悠夏のままでそのかわいい笑顔を忘れずにいてください。ママはせっかちだからこれから悠夏に無理なことを望んだりするかもしれないけど、できなかったらそれでもいいんだよ。
だけど・・ひとつだけお願い。いつか・・「ママ」って言ってね。
どれだけ時間がかかってもママはその言葉を待ってる。その言葉を聞きたいからこれからも頑張るよ。悠夏、あなたに逢えてほんとによかった。これからもみんなで一緒に楽しく暮らせるように、頑張ろうね。
平成11年8月4日 ママより