◆ゆーりーのちょっとためになるおはなし◆ メーリングリストの中の話題について 管理人「ゆーりー」がちょっと勉強したことをご紹介します *このページにはゆーりーがMLに投稿した記事のみを 掲載しています。 |
○速波について ○睡眠について ○脳と心をあやつる物質について ○薬と食べ物について ○メラトトニンについて ○背景脳波について |
「背景脳波について」 背景脳波 ○一般に非気質損傷性てんかんでは背景波が正常範囲のことが多い。 これに反して症候性全般てんかん、とりわけ脳症てんかんでは律動異常の背景脳波のことが普通である。 その一方で、背景脳波は脳機能状態をわれわれに伝える。 てんかんでは意識状態はもちろんのこと、発作によってもたらされる脳機能状態、さらには中毒も含む抗てんかん薬の影響なども異常所見として現れる。 一般に基礎波の遅徐化は機能低下、また速波化は興奮傾向を示唆する。 「てんかん発作時脳波アトラス」より |
「メラトニンについて」 ○1993年にアメリカでメラトニンという物質が、睡眠、老化 ガン、インポテンツなどに効くらしいということで健康食品として 販売され始めた。 ○松果体で作られ血液中に放出されたメラトニンは視交叉上核にある メラトニン受容体に結合することで体温を下げ眠気を起こすことが確認されている。 ○真夜中でも仕事をしている人や不規則な生活をする人は 寝つきが悪くなったり眠りが浅くなるといった睡眠障害に悩まされやすい。 (中略)夜には体温を下げ眠りにつかせるはずのメラトニンはどうしたのか? 実は夜になっても光が目に入るとメラトニンが放出されていない。 これが睡眠障害の原因のひとつになっている。 ○睡眠障害を治すには朝起きて太陽の光にあたりその一方で 就寝前には光にあたらないことが大事なポイントである。 「脳と心をあやつる物質」 生田 哲 著 800円 講談社 ブルーバックス |
「薬と食べ物」投稿NO132 紹介しました本の中にベンゾジアゼピン誘導体と他の物質との相互作用について書いてあったので簡単に内容を紹介します。 まずベンゾジアゼピン誘導体とは・・・ ジアゼパム・(セルシン・ホリゾン・セレナミン・セレンジン・ソナコン・ダイアップ座剤) クロナゼパム・(リボトリール・ランドセン) ニトラゼパム・(カルスミン・ベンザリン・ネルボン) フルニトラゼパム・(サイレース・ロヒプノール) などです。なんとかパムと覚えればいいかな。 あとこのパム系のお薬は一般的に耐性がつきやすいと前の主治医に教わりました。 で、これらの薬との相互作用で良くないものは カフェイン(コーヒー・緑茶にも含まれてますよね。) ニコチン(これはだいじょぶか。子供はタバコ吸わないものね) アルコール(これもだいじょぶか。) 摂るとしたらカフェインですね。 子供でも少し大きくなるとコーヒーとか好きになる子がいますでしょ。 カフェインについては **脳の異常な興奮をベンゾジアゼピン誘導体で抑え様としているのにコーヒーからカフェインを摂取したら脳のアセチルコリン神経を刺激して大脳皮質を興奮させるからベンゾジアゼピン誘導体の脳の興奮を抑える効果が打ち消されてしまう。** とありました。 ゆうかは濃い緑茶が好きでよく飲ませていたのですが ほうじ茶に変更しよう・・・・。 |
「脳と心をあやつる物質」について 投稿NO133 ずっと注文してて品切れだった本がようやく手に入りました。 医学書とか専門書はすごく高いのが常識ですが最近はこういった単行本でも十分に知識を得ることができます。ありがたいことです・・。(__) 内容の中で特にしっておいてもいいかなと思うものは紹介しますが、まずこの本の目次を紹介しますので 興味を持った方はぜひ読んでみてください。 「脳と心をあやつる物質」 生田 哲 著 800円 講談社 ブルーバックス 第一章 生きている脳 1・脳と心のしくみ(心は脳にある。等など) 2・心を作る物質(かけめぐる伝達物質など) 3・脳と心に効く物質(耐性のメカニズムなど) 第二章 脳内物質のアンバランス 1・神経シグナルの正体(心の病気の正体。など) 2・モノアミンのはたらき(伝達物質量のコントロール方法。など) 3・セロトニンの効果(セロトニン不足でうつ病に。など) 4・炭酸リチウム 5・ベンゾジアゼピン 6・ドーパミンとパーキンソン病 7・ドーパミンと精神分裂病 8・アセチルコリンとアルツハイマー病 第三章 心を変える身近な物質 1・カフェイン(カフェインの効果) 2・プロスタグランチン(なぜ頭痛がするのか。など) 3・アスピリン(アスピリンの副作用。など) 4・大衆薬に含まれる物質(かぜ薬。など) 5・メラトニン(暗闇のホルモン。など) 第四章 食べ物で心が変る 1・アミノ酸 2・糖類 3・ミネラルの効用 4・カプサイシン 5・薬と食べ物 以上です。 これ読んで、ベンゾジアゼピン系の薬物と食べ物の食べ合わせ(?)が載っていてびっくりしました。薬も知らずに飲むよりちゃんと効果の源を知って飲んでいたほうがより効果があがるものです。 こういうことってお医者さんや薬剤師さんがじっくり教えてくれる時間なんて絶対にあるはずないから、興味を持ったら自分で調べてみるとおもしろいですよー。 次回メールではこのベンゾジアゼピン系の薬についてこの本より引用しましょう。 |
「睡眠について」 Q・入浴で寝つきが良くなるのはなぜですか? A・睡眠は体温のリズムと密接な関係があります。 体温の上昇期には眠りにつきにくく下降期に眠りやすいのです。 こうした関係から入浴すると体温の下降の傾斜を際立たせる効果があり 寝つきを良くするわけです。 就寝直前ならぬるま湯、もっと前なら熱めの湯で入浴するのが理にかなってます。 あまり体温が上がりすぎるとすぐには眠れないからです。 入浴の効果は体温への影響だけではありません。 他の仕事一切から開放されて精神的にも身体的にもリラックスさせてくれることは入民の準備としてたいへん好ましいことです。 入浴の効果は血液の循環にも反映されます。 私達は一般に寝入るとすぐかなり多量の汗をかきます。 これは身体深部にある熱を体表から放散するための重要な昨日です。 発汗はこうして体温を下げるのに貢献しています。 身体深部の熱を体表に運ぶ役割と受け持つのは血流です。 抹消の循環がよくなることは放熱が促進されることを意味します。 入浴で温まると抹消での血液の循環が良くなりますから入眠後の放熱にも役立つことになります。 Q・寝室環境の条件として気をつけることは A・人を含めてあらゆる動物が眠る場所にこだわるのはわけがあります。睡眠中に意識レベルが下がるし筋肉は弛緩します。さらに体温も下がります。 身の安全性がもっとも低い状態のひとつが睡眠です。 それゆえ外敵に襲われようと、天候が激変し様と心配ない、という安全性が眠る場所に保障されていないと睡眠は抑圧されてしまうのです。 少なくとも主観的に「安全だ」と納得できなければ熟睡は望めないわけです。 何はともあれ物理的にも心理的にも自分が安心して眠ることのできる環境を創案することが大切です。 一般に眠りは過剰な感覚刺激によって妨げられます。 逆に感覚入力が減ると眠くなってしまいます。 心理的な要因も睡眠を左右するのです。 寝室の環境条件が気持ちよいものであることが意味を持ってくるのです。 最近では快眠グッズとして各種の枕や布団が市販されています。 さまざまな素材や形状の寝具の中から自分の眠りに最も適したものを見付ける機会が増えたわけです。 安全な寝室、清潔な寝具数々の快眠グッズのある現代はその分だけ睡眠にとってもよい時代であることを見逃してはなりません。 ****「睡眠の技術」東京医科歯科大学教授 井上昌次郎 KKベストセラーズ***** |
「速波について」 速波(farst wave)**α(アルファ)波よりも周波数が高い脳波。 脳波の記録がなされ始めたころには一括してβ-波と呼ばれていた。 ついで中間速波(14〜17Hz)β-波(18〜30Hz)γ(ガンマー)-波 (31Hz以上)の3つの周波数に分けられた。 現在ではまた一括されて?-波、または速波とよばれるようになった。 速波は健常成人において覚醒時や入眠期に出現し その場合には低振り幅で10〜30?V程度である。振り幅が異常に高まったり (50〜100?Vあるいはそれ以上)、顕著な左右差がある場合は異常と 判断される。****** |