治療の記録・平成10年10月〜平成11年1月20日

 悠夏が入院中に受けた治療や検査、服薬の記録です。

日  付

発作

検  査

治療・服薬

悠夏の様子

10・20

7回

脳波検査

ビタミンB 6

発作の後、激しく泣く。何をしてもおさまらない。笑わなくなる。

10・23

5回

髄液検査・レントゲン

ガンマーグロブリン・ビタミンB6

長めの発作がありダイアップ使用。

10・26

6回

Spect・採血

様子見

グロブリンの効き目なし。

10・28

4回

 

リポステロイド療法(週1回静脈注射)

発作の最中は非常に不快な様子。このころから発作の後は眠るようになる。

10・29

4回

MRI・24H心電図

リポステロイド療法の効き目様子見

無反応、無表情。

10・30

5回

脳波検査

脳波の結果、少しだけ改善。だがまだまだ乱れた脳波が出ている。

11・3

1回

 

2回目のリポステロイド靜注。

発作の形が四肢屈曲挙上に硬直振戦が加わり辛そう。

11・12

4回

 

リポステロイド療法が効果無しだったのACTH療法に切り替える

ACTH療法に入る。感染予防のため締め切り、ガウン・マスク着用の部屋に移る。無反応・無表情

11・16

2回

眼底検査

ACTH5日目

副作用出てくる。目立つのは空腹・不機嫌・顔のむくみなど。発作は弱い感じになる。

11・18

なし

 

ACTH7日目

はじめて記録上の発作回数が0になる。副作用か、しきりに目を伏せるしぐさ目立つ。チック?

11・20

なし

脳波検査

ACTH9日目

ヒプスアリスミアなくなる。若干のてんかん波残る。

11・22

なし

 

ACTH11日目、エスクレ、ダイアップ

不機嫌、不眠ひどくなる。そっくり返り号泣する。立ってフラフラしても全然泣き止まず。坐薬使う。

11・25

なし

レントゲン、採血

ACTH14日目

不機嫌おさまる。がまだ食欲有り。おなかがパンパンに張る。

11・30

なし

 

減量中

情緒不安定、泣いたり笑ったりが激しい。ハイテンション。

12・ 9

1回

CT・脳波

減量中。デパケン4cc/日

眼球左上に寄りピクンとする発作発生。新種の発作?デパケン始める。機嫌は悪くない。

12・13

3回

 

デパケン6ccに増量

デパケンの副作用で眠ってばかり。外泊してもお風呂中も寝てる有様。寝てるから安定してるのか、薬が効いているのかわからない。

12・17

3回

 

デパケン6cc 血中濃度は危険域まであがっている。

やはり眠ってばかりいる。服薬は入院の必要がないと言われこの日退院する。離乳食始める。

12・20

5回

 

リボトリール加える

発作が多くなったので外来受診。相変わらず良く眠る。

12・24

7回

24Hポータブル脳波検査

デパケン、リボトリール

自宅にて24H脳波記録する。機嫌は悪くない。

12・25

4回

結果

デパケン減量はじめる・リボトリール中止

検査結果、発作波が見られなく不随意運動と診断される。運動の形はまるきり点頭発作。納得いかず。

 1・ 3

6回

 

 

カゼをひき、不機嫌。発熱はない。ミルクの飲みが悪い。不随意運動の最中から不機嫌になり泣くようになる。再発を疑う。

 1・ 7

4回

 

不随意運動にリボトリール再開

発作強くなる。発症当時そのままの様子になり、不調を訴える。が医師は不随意運動の一点張り。

 1・11

3回

 

リボトリール

発作の後眠るようになる。ますます再発を疑う。心配になる。

 1・15

4回

 

反応悪くなってくる。表情があまりない。発作の前前兆として身体をくねらせる動き有り。

 1・17

3回

 

発作の形が硬直を伴うようになってくる。再発してるにちがいないと確信する。笑わない。

 1・18

5回

 

リボトリール増量

外来受診。「笑わなくなった。」と伝える。診察中、発作があるが医師は再発と言わず、リボトリールの増量の指示のみ。この医師にはあきれ返り転院を考える。

 1・19

5回

H学園にて脳波検査・ABR

H学園の脳波検査の結果ヒプスアリスミア出ている。再発が確認され、病院の主治医に電話。明日来てくれとのこと。

 1・20

4回

レントゲン・24H心電図

再入院。ACTH第2クール決定。脳波ははじめの脳波(ヒプスアリスミア)に戻ってしまっていた。