「問題集の利用法」

漢検の勉強をするのに必ず使うのが問題集です。私は初めから綺麗に使おうとは思いませんでした。ぼろぼろになるまで使い切ろうと思っていました。だから書き込みやマーカーは当たり前。そのおかげで出来る問題出来ない問題が把握しやすくなりました。

まず、覚えられなかった問題には皆さんチェックをいれますよね。私はその際必ず日付を入れるようにしました。最高で日付が3日分くらい乗っかった熟語もあります。3日分乗っかるとホワイトボード行き。リビングにホワイトボードを下げておいてそこに書き込むようにしました。

どうしても覚えられない字ってあるんですよね。私の場合、「播種(はしゅ)」「遡上(そじょう)」「撞木(しゅもく)」がなかなか覚えられませんでした。

「播種」は最初良く「はんしゅ」と間違えました。「藩」「幡」「蕃」はすべて「はん」と読むのでこれにつられていつも間違えていました。「遡上」についてはいつまでも「さくじょう」と間違えました。朔との区別がつけられなかった。撞木(しゅもく)についてもいつまでも「しょうもく」と間違えました。鐘(かね)を打つ木の棒のことなんですが、鐘の音読みは「しょう」、この区別がなかなかつかなかったんです。

話しが逸れましたが、ホワイトボードに書いておくと流石(さすが)に覚えましたね。これは良い方法でした。

頻出度別問題集については解答欄がないので一通り知らない問題や間違えた問題はルーズリーフに写しましたが、復習はいつも雑紙にしていました。この問題集を一番しつこく繰り返したのですが、もう大丈夫という3回目くらいに、読み問題はオレンジで答えを横に書き込みました。オレンジで書いたのは赤シートで隠してその後も復習できるようにするためです。こうして潰した問題集はすべてオレンジか赤で解答を書きました。過去問集については自作の解答用紙に1周分(問題すべて)した後、もう一度書き込みでやりました。

こなした過去問の回数は、漢検発行の3回×2、成美堂の「これだけ覚える」の11回×2、「受かる!速攻問題集」の11回×2、「読み書きドリル」の6回を1周、成美堂の「本試験型」の16回を1周、全部で72回分やりました。72回もやったんだ・・・。今改めて数えてみてちょっとびっくりです。

それでも当日の検定試験では初めて解く問題が、読み問題で1問、共通の常用漢字は全部、誤字訂正で1問、四字熟語の書き取りで1問、読みで1問、対義語・類義語で2問、故事・諺で1問、文章問題については見たことのない文学作品でした。

初めて見る問題の読み問題1問は間違ってました。共通の常用漢字は健闘して5問中4問正解、誤字訂正の1問は間違えもう1問の間違えは1回だけ解いたことのある問題でした。「秀眉」→「愁眉」なのですが「焦眉(しょうび)」と訂正してしまいました。読み方全然違うじゃん!これは凡ミスでした。

と、こんなわけで回数こなしても解いたことのない問題は、配当漢字表などで勉強していないと解けないのです。因(ちな)みに読み問題で間違ったのは、「須つ(まつ)」。「須らく(すべからく)」と読むのは問題集で解いていましたが、5つもある訓読みのほかの読み方が出るとは思ってもみませんでした。因みに、他の読み方は「もちいる」「もとめる」「しばらく」。奥が深いですねぇ・・・。

そういうわけで私の問題集は人にあげたりできません。まあもっとも欲しがる人が周りにいませんけどね・・・。


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