●共通の常用漢字の書き取りと誤字訂正
◆2008年第3回の準1級検定試験の問題その2です。(一部許容字体を使っております)
対策が難しい誤字訂正とまだそれほど馴染(なじ)みのない「共通の常用漢字の書き取り」問題も参考までにアップしておきましょう。
誤字訂正については初見では、ほとんどどの字が間違っているのかさえわかりませんでした。知らないのですから当たり前なのですが、学習後も、誤字ではないものを訂正したりしましたね。実際本試験でもやられました。やはり配当漢字を含む熟語の理解度が必要となってきます。
常用漢字の書き取りは、当てはまる常用漢字自体はそれほど難しくないのですが言い回しが(熟語の作り)が難しいのです。中には選択後の余った選択肢でも文体が成り立つように感じる選択肢もあり要注意です。
共通の常用漢字については5問中4問の正解です。5問目の「高」を「善」と入れて不正解です。今思えばなんで善なんて入れたんでしょうね・・・。8つの選択肢のうち4つが埋まって残りは「こう」「ぜん」「こく」「あい」だったんですが多分レ印のついていない上から順にまず「こく」を入れて違うと思った。次が「ぜん」です。先生の御善庇でなんとなくビンゴしてしまったのでしょう。善踏的な態度??善を踏まえた態度かな?成り立つじゃん。ともうあとの2つの選択肢は入れてなかったと思います。思い込みって恐ろしいですね。皆さんはこんなことのないよう・・お気をつけ遊ばせ。
誤字訂正については1番目の問題はとっても引っ掛け臭さを感じます。「優勝を讃える」「笑みを讃える」の連想で、つい讃えるは誤字でないように思いがち。2問目の葛藤、4問目の杓子は易しいです。
私は3問目「後塵を拝する」これを「後陣を敗する」と答えてしまい不正解。終わってから問題集見ていたら故事・諺の問題に「後塵を拝する」ってあって、ちゃんと答えていた。いやこれも思い込みの成せる技。5問目の「秀眉」もそうです。問題をよく読めば「焦眉」と入れたところで文が成り立たないのに、「焦眉」という熟語を知っていただけに落としてしまった問題です。この正答「愁眉」も実は問題集でやってました。でも確か書いたのは一度限りです。「焦眉」は何度か書いていた熟語だったのです。
問題文をよく読み答えましょう・・・。思い込みは禁物です。
↓解答です。