「受験のきっかけ」

まず私がいきなり準1級を目指したわけではないことをお話しします。

私が漢字検定を受験することになったきっかけは中学3年の娘の準2級受験でした。娘に2008年10月の準2級検定を受けさせるのに何か応援できることはないかと思ったのがきっかけでした。「ママも一緒に2級を受けてみようかな。一緒に頑張ろうか。」そして10月の検定で2級を受験することを決めました。

全ての常用漢字が出題範囲になっている2級検定では、取得すればそれなりに日常生活に役立つと思いました(実際あまり役にはたっていませんがね・・・)受験するまでは本当に漢字離れした生活をしていましたので、昔習った事の復習の毎日でした。

2008年10月の2級検定では181点で合格しました。満点合格目指していましたが、ここで初めて満点を取らせないための問題?みたいな、「穴問題」があることを知りました。2級検定後、やることがなくなった私は当然のことながら準1級検定受験を考えましたが、ちらっと見た準1級の試験問題のあまりの難解さに挑戦を迷っていました。

準2級を受けた娘がぎりぎりで合格し、間を開けずに2級を受けさせたいと思った私は娘に「ねえ、ママが準1級受ければあなたも2級を受ける?」と聞きました。娘は最初少し愚図っていましたが、「じゃあ受ける」と言うので漸く(ようやく)私も受験を決意したのです。その日から次回検定試験まで75日・・・。果たして時間は足りるのか、次々回の6月にするべきかそこでもまた悩んだのですが、娘に中学在学中にどうしても2級を取得させたくて、09年2月の受験を決めました。それからひたすら円木警枕(えんぼくけいちん)の日々が始まったのです。

このページをご覧になっているほとんどの方がいきなり準1級を受験するのではないと思いますが、もし漢検の経験がない方がいきなり準1級を目指すのであれば道は更に険しくなることと思います。何せ出題範囲は全ての常用漢字を含めた約3000字です。
準1級では常用漢字と組み合わせた熟語が多く(もちろん準1級配当漢字のみで構成されている熟語も多数ありますが)難しい常用漢字を改めて覚えなおすことが必要です。

ですので漢検未経験者で準1級合格を狙う方には少し回り道になるかもしれませんが初めに2級取得を目指すことをお勧めします。
「でもやる気があるから大丈夫」という意気軒昂(いきけんこう)な方はどうぞ挑戦してみてください。時間は必要ですが、努力次第で合格は可能です。

*円木警枕(えんぼくけいちん)苦労をいとわず只管勉強すること
*意気軒昂(いきけんこう)意気込んで威勢の良いさま

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