「合格経験者の話を聞く」

まず準1級の勉強といってもいきなり雲を掴むような話です。
まず学習計画を立てようと思いましたがそれも検討がつきません。

2級受験の時はまず分野別問題集を熟(こな)し間違えた問題を只管(ひたすら)復習し覚えるの繰り返しでした。分野別をある程度こなした後は、各出版社の、頻出度順問題集や出る順問題集、本試験型問題集をとにかく回数こなしました。

漢検協会の過去問集は15回分を2周し、成美堂出版の過去問集も15回分を2周しました。2周目で更に間違う問題は単語カードに書き、完璧に覚えたら捨てるを繰り返しました。過去問も2周目になると195点から198点は取れるようになるのですが満点はなかなか取れませんでした。平均で196点取れる頃から2級は満点合格目指すようになり、頻出度Cや1回だけ見たというようなマニアックな問題にも懸命に力を注ぎました。

それでも結果は181点でした。何問解いたかわからないくらい色々な問題を解きましたが、見たことの無い問題が出てくるものです。果たして本当に準1級合格できるのか・・??と・・・。

話しが逸れましたが・・
そこでまず学習計画を立てるに当たって合格経験者の体験談を聞いてみようと思いました。
ネットで「漢検準1級」と検索すると合格の経験、または勉強中などの経験者の個人ページが3件ほど見つかりました。その3件は端から端まで熟読玩味(じゅくどくがんみ)したことは言うまでもありません。

また素朴な疑問はヤフー知恵袋の過去の解答を参考にしました。質問に答えているのは1級取得者の方などで、その方々の解答を「すげーなあ」と思いながら読みました。大抵質問は「良い勉強方法ありませんか?」というものでしたが、回答者の皆さんがおっしゃることにはある程度の一貫性があったように思います。

○お勧めは高橋書店の「頻出度順問題集」これを完璧に潰(つぶ)す
○漢検協会の「完全制服準1級」これを完璧に潰す事
○只管(ひたすら)書くこと、そして声に出して読むこと
○四字熟語は数がそれほど多くないので頑張れば覚えられる
○あまり早い段階で過去問に取り掛かると萎える・・
などなど・・・

ある方はこうも言っていました。
「2級合格した人が準1級の問題を見てまるで違う世界だと言うが、2級と準1級のレベル差などは準1級と1級のレベル差に比べれば遙(はる)かに小さい」・・・。
「えー!!十分レベル差があるじゃん」とまだ手付かず未経験の私は思いました。でも今ならわかります。この方のおっしゃるとおりでした。

たくさんの経験者のご助言を参考にさせていただき、(後程ページの紹介をさせていただきます)愈(いよいよ)準1級合格のための学習をスタートさせました。

まず当面の敵は高橋書店の頻出度順問題集でした。

*熟読玩味(じゅくどくがんみ)文章を良く読みじっくりと味わうこと

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